研究科の藤原です。

今回で10回目の訪問を迎える「名取交流会」
9月30日(土)~10日1日(日)の日程で、香取会長と一緒に訪問させていただきました。

 

9月30日(土) 雇用促進住宅 集会所

14:00~16:15(テーマ:あざみ,梅)
10月1日(日) ゆりあげメイプル館 テラス

10:30~12:00(テーマ:竹,柳と鮎)
10月1日(日) 新設された復興住宅 集会所

13:00~15:00(テーマ:竹,カーネーション,すすき,柳と鮎)

雇用促進住宅は、新住宅が建設されて、徐々に引越をされてゆく方が多くいらっしゃるそうで残り11所帯あまりとなってしまったそうです。ずいぶん寂しくなりましたと会長さんは仰っていました。


それでも、雇用促進住宅の会長さんが水墨画をこよなく愛してくださり、週に1度2時間程度、月に4回も集会所で水墨画を熱心に描かれているそうです。

皆さまのレベル向上を目の当たりにして、我が会長の指導に熱が入ります。


アザミや梅という難しいテーマにもかかわらず、みなさん丁寧に描き上げられていました。

夜はお疲れ様会と題して、

美味しい牛タンを堪能。
お通しで出てくる牛タン寿司は絶品です。

美味しいお酒をたしなみながら、海よりも深く空よりも広く、会長のお言葉が心に焼き付きます。
チマチマ悩んでいた自分の小ささが恥ずかしくなり、悩んでいること自体、なんだか馬鹿々々しくなるようで、仙台という土地で初心に戻り、我が会長やみなさんの笑顔に励まされ、元気とパワーをたくさん頂いたのでした。

午前中は、ゆりあげの「メイプル館」でのワークショップ

ちなみに、「メイプル館」は

震災直後にカナダから材木が寄贈されて建築された建物です。

はじめてのお母さまとお子様2人の3人連れが

とても楽しいんでくださいました。

「近くにお教室があるといいのになぁ・・・」と。うれしいお言葉です。

世代は異なるけれど、会長の人を引き込む楽しいトークにみな酔いしれ、
どの方もみな活き活きとして芸術家になった気分で帰ってゆかれるのです。

 

 

同じ日に、

震災復興マラソンをやっていて、日和山(ひよりやま)を折り返し地点に42.195キロを各々が走っていました。

がんばれ~

がんばれ~ と大声援!

昼は海鮮丼をいただき、メイプル館からほど近い次の会場に急いで移動。

 

ここ最近、生しらすが豊漁なのだそうです。

会長が「名取に来て生しらすを食べれると思わなかったわ」

舌づつみを打っておられました。

毎週日曜日に開催される「ゆりあげ市場」

名物の浜焼き

朝早くから、多くの人で賑わっていました。

 

午後のワークショップは
2か月前に新設された復興住宅の真新しい集会場。

数年前に来たときより、海側のこの地域は、随分整備が進んでいました。

みなさん、水墨画を描かれるときは、一生懸命です。

「うまくいかないなぁ~」
「おれは自分で言うけどなぁ、結構上手いべさ?」

笑顔で練習されるお顔を拝見して、ほのぼのいたします。
しかし、
現実に引き戻されると、現地の方々は新しい住宅に引越しても
様々な問題も山積みのようです。

一戸建て住まいと団地住まいの方の考え方の相違によるコミュニティの問題、
バス等のアクセスの問題、孤独死の問題等々・・・

国や市のサポートは引っ越し先を決めるまでで、その先の諸問題について手が届かないところを、
現地の活動をしている水墨画ナビゲーターの
若山さん、飯澤さん、齋藤さんが心のケアに精力的に取り組んでくださっています。
心から感謝の気持ちでいっぱいです。

一人でも多くの皆さまが水墨画を通じて、交流ができ、
心穏やかで、地域の人たち同士で笑いあえる空間ができる。
一瞬でも辛い過去が忘れられる・・・そう思っていただけたら本当にうれしい限りです。

 

ほんのひとときでも、夢中になれるものがあり、楽しいと思うことができる・・・
年齢を重ねてゆく度に

「もうこの年だから何もできないわ・・・」ではなく、

「私にだって出来る事がまだまだあるのね!」

そんな思いを持つことはとても大切な事なのだと、昨今私は思っています。

そのきっかけが水墨画という絵だったらいいなぁ・・・
私たち国際墨画会という団体ができること、

これからの取り組みを考えてゆくよい機会となりました。
ご要望がある限り、継続してみなさんに会いに行きたい・・・・

 

強く心に思うのでした。

「名取市交流会」の報告

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