6月の画題は、魚介類の後編、「カニ、イカ、エビ」でした。

午前にカニとイカ2種類6パターンを、午後にエビ3種類の練習をしました。

大小2本の筆の穂先や穂元、穂全体、しばしば、筆圧を変化させながら、様々な面や線を描くと、カニ、イカ、エビが次々と現れます。

皆さま、形をつくりながら、墨と水との調合で、墨の濃淡、三墨のグラデーションに気をつけながら、存在感のあるカニ、イカ、エビを描かれていました。

基本的な筆法や調墨をしながら、バランスや運筆がなかなか難しいと、描かれては考え、何度も練習を重ねていました。

テキストを読んで、描くところを見て学び、実際に描いて、わからないところは、テキストを確認したり隣の方と見合わせたり、講師にお尋ねになったりされていました。

シーンと静かになるときと、わいわいにぎやかなときとあり、墨絵という共通の趣味と目標をもったお教室では、とてもなごやかで濃厚な時間が流れていました。

 

海老も蟹も美味しい、というだけでなく、縁起のよい生き物とされています。

調べてみるとたくさんでてきました。以下

海老も蟹も脱皮を繰り返して成長していくということから、《生命力や成長・成功》をあらわし、

転じて《金運のお守り》。

茹でると赤くなることから、《魔除け、厄除け》

また、海老は、腰が曲がっていてもぴちぴちと元気な姿から、《健康長寿》の象徴で、

伊勢エビの堅い甲羅は、武士の甲冑を思わせ、《必勝祈願》

蟹はVサインのようなハサミを持ち、上下に振る姿が、《勝利をあらわし、福を呼ぶ》とされ、

無数の卵をお腹に抱いて育てる姿から《子孫繁栄》。

蟹や海老の絵を、鑑賞すると同時に、縁起物として、飾られたり贈られるたりされたら、Wダブルで喜ばれたり楽しめたりすることと思います。

さて、

海老と蟹は、昔から多くの人に描かれていますが、有名なところを、

 

 

 

 

 

浮世絵 歌川広重の伊勢エビと芝エビ

伊藤若沖の海老図

斉白石

 

 

 

 

 

 

最後に、

第2火曜基礎クラス講師を務めさせていただいた、石井ですが、家庭の都合により、6月をもちまして退任いたしました。

今まで多くの方々のご指導ご支援いただきましたことに感謝いたします。

なによりも教室を受講してくださっていた方々の明るく暖かなキャラクターと誠実で真摯な姿勢に、励まされ、支えられ、貴重な出会いとともに楽しく有意義な時間を過ごさせていただきました。ここに篤く御礼をもうあげます。

ありがとうございました。

後任には、講師・師範資格を持ち、さらに研究科で研鑽しながら、すでにカルチャースクールでご指導されているベテランの瀬知さんが当たります。

よろしくお願いいたします。

第2火曜基礎クラス

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