ロンドンの澤野です。
私は今スペインのバルセロナに来ています。英国に住んでいるとヨーロッパの色々な国にすぐ行けるのは、本当に冥利に尽きます。バルセロナもロンドンから飛行機で2時間弱で着いてしまいます。アートの街、食の街 そしてミロの誕生の地でもあるこの街には素晴らしいミロ美術館があり、幼少期の作品を含め、約1万点以上もの絵画やスケッチ、彫刻、陶芸品などを所蔵しているそうです。

この美術館はバルセロナ市街の西側に位置する小高い丘「モンジュイック」にあり、ここからはバルセロナ市街地が広がり、モンジュイック城やオリンピックスタジアム、カタルーニャ美術館、マジカ噴水などたくさんの素晴らしい光景が見られました。


ミロは1966年と1970年に日本を訪れています。そこで出会った、墨画、書道の影響はその後の彼の作品に変化を見せています。特に墨の黒の威力、そして日本のアートから見られる日本の伝統的芸術様式に着想を得て、日本の美術に強い興味を抱き、巻物のような作品を手がけたり書の手ほどきを受けたり、和筆や墨を購入して実際にそれらを使った作品も見られます。



彼の作品は線、点、そして空間のバランスを生かした素晴らしい作品になっています。彼はシンプルさを好み、シンプルであることは自由を獲得することだと言い切りました。


「一つの絵画は決して終わらない、そして決して始まらないものである。その絵画は風のようなものだ。それは常に、絶え間無く歩み続けるものである」 ジョアン ミロ

ロンドン便り−33号

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