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会長コラム『中国ー紹興・杭州・上海』:202504

本年3月27日から4月1日まで、紹興市の柯橋美術館で開催された『中日文化交流展』の開幕式などへの参加のため、私、石坂を含む会員13名で、中国へ行ってきました。

28日紹興市着。翌29日午前、開幕式。3階建ての美術館に書、画(国際墨画会から30作品)篆刻作品が飾られていました。



そして展示作品の美術館への寄贈式もあり、会からは私と林靜佳さんの作品を寄贈させていただきました。


また、美術館で主な先生方が揮毫され、作品は美術館への寄贈となりました。

会からは、私と石坂、林さんが参加いたしました。


その後、美術館主催の歓迎宴会です。

今回の旅では、本当に美味しい、違う地方の中華料理を味わうことができ、旅の楽しさが増しました。


今回の展覧会は、国際墨画会展の審査員をしてただいている丁如霞さんを通して、当会の第一回展からの後援先である西泠印写の学術指導により開催されましたので当会が参加させていただきました。ちなみに丁さんのご先祖様は西泠印写の創立者のお一人なので、今回の件では丁家ゆかりの地も訪ねました。



翌29日は紹興見学です。まずは書画にとって聖地である蘭亭へ。

入口から竹林を抜けると、あの有名な王羲之の書碑が見られます。



蘭亭の庭には王羲之が好きだったというアヒルも見られ、庭の小さな流れで歌を詠んだ発祥の地と言われている小川を見ることができ、館内には春蘭が飾られていました。


この日の夕方杭州に移動し、翌日30日午前中、当会展の名誉顧問で会展に毎年仏画をご出品いただいている、高野山の静慈圓先生の個展の開幕式に出席しました。



会場の印学博物館と地続きの西泠印写を見学しながら、西湖のほとりにある有名な楼外楼に到着。

ここで西泠印写の招待宴が開催され、皆様至福のひと時です。

中華料理は食材が豊富で、鴨の舌まで無駄なく調理し、野菜料理が多く体にも優しい。最高に美味でした。



翌31日は杭州の遺跡や丁丙記念を見学し、夕方上海に入りました。

上海は自由行動で、主にかつて中国に5年留学していた石坂副会長の案内で文房四宝のお店や食料市場で買いものを楽しみ、4月1日成田着で帰国しました。

ご参加された皆様、お疲れ様でした。今回の旅は、水墨画を学ぶ方にはとても有意義だったと思っています。

企画、ご協力をいただいた団体、丁家の皆様に深く感謝申し上げます。有難うございました。感謝。




2025年4月

香取 琴水

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